Snow Monkeyをプレーン(そのまま)で利用しても素敵なウェブサイトやブログを運営することはできます。
しかし、ちょっとSnow Monkeyを知っていたりする人が見ると、すぐに「あ、これはSnow Monkeyで出来ているな」とわかってしまいます。わかること自体悪いことではないんですけどね。
ただ、ユーザー側(クライアント側)からすると、予算の関係もありますがオリジナリティは欲しくなるものです。何の気なしにネットサーフィン(死語?)してて、自分のサイトと配色違いを見かけたらちょっと悲しくなりますもんね。
そういった問題を解決するために、日々みなさんカスタマイズに取り組まれているかと思います。そして、最近ではSnow Monkeyを学習資材として活用される方も増えてきているとお見受けしますので、そういった方々にも正統派な判断方法を理解していただき、最終的にはユーザー(クライアント)の負担にならないように知見を深めるきっかけにしていただければと思います。
ユーザー(クライアント)の負担というのは、ビジョンなく画一的な手法でカスタマイズされたが為に、将来的にカスタマイズしようと考えた際に、以前の方法が負債となることを指しています。
カスタマイズ手法を判断する前に
「さぁ、カスタマイズしよう」という時点では、ある程度どんなカスタマイズを行うのかは予想できる段階にあると思います。(案件でビジョンがないのは逆に怖い)
今から行うカスタマイズ内容で手法を判断することは当然なのですが、可能な限り未来を汲み取って判断する必要があります。
その未来を汲み取るためにも、お仕事であればクライアントからのヒアリングでしっかりと話を聞いておく必要があるでしょう。
そうしないと、手法を変えることは構造を変更することに繋がることがある為、無策に取り組んだツケを将来クライアントさんが被ることになりかねません。
ですので、少しだけ将来を予想してみてから決めていきましょう。
カスタマイズは大きく分けて3種類
Snow Monkey(というかざっくりWordPress)のカスタマイズは大きく分けると以下の3つの方法からアプローチされるでしょう。
- CSSを利用したスタイルカスタマイズ
- JavaScriptを利用したDOM操作など
- PHPを利用したフック処理追加
カスタマイズ方法とメリット・デメリット表
CSSカスタマイズ | JavaScriptカスタマイズ | PHPカスタマイズ | |
---|---|---|---|
カスタマイザー | 追加CSSで可能 | 不可 | 不可 |
My Snow Monkey | ファイルを読込で可能 | ファイルを読込で可能 | my-snow-monkey.php に記述 |
CSSカスタマイズについて
CSSカスタマイズを行う一番手軽な方法は、管理画面【外観】→【カスタマイズ】→【追加CSS】にCSSを直接入力する方法です。
その次のステップとしては、My Snow Monkey(プラグイン)を利用してCSSファイルを読み込む方法になります。
ここで気をつけることは、当初追加CSSに書いていたけどプラグインでのカスタマイズに移行した際に、追加CSSへ記述したものを残しておいてしまうことは稀にあります。
追加CSSに記述したスタイルはインラインスタイルになるため、詳細度は高いものになります。ですので、同じ記述をMy Snow Monkey(プラグイン)で行った場合には、追加CSSの記載内容が優先されます。お気をつけください。
JavaScriptカスタマイズについて
JavaScriptを使ったカスタマイズを行う場合には、選択肢はMy Snow Monkey(プラグイン)からのアプローチしかありません。
PHPカスタマイズについて
こちらもJavaScriptと同様にMy Snow Monkey(プラグイン)からのアプローチしかありません。
まとめ
判断をしていく基準としては、CSSスタイリングカスタマイズをどうするかが判断基準となってくるかと思います。
ちょっとしたスタイルであれば追加CSSだけでも良いのですが、入力欄のサイズも限られているので管理が不便になったりします。
ですので、ある程度ボリュームのあるCSS記述量になることが事前に予測されるようであれば、最初からMy Snow Monkeyの利用を検討した方が良いでしょう。結果的に、JSやPHPカスタマイズに発展した際にも新たな手間が発生しません。
ぜひ参考にしてみてください。
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